西式健康法


このページでは、西式健康法のごく一部をご紹介しています。

西式健康法は、様々な症状を改善してきた実績のある健康法です。

当センターでは、定期的に勉強会を開催し身体の不調で悩む方に西式ならではの症状改善法を指導しています。勉強会へのお申込みは、お問い合わせページよりお気軽にお問合せ下さい。


西式健康法とは

西式健康法は、西勝造が1927年に創始した健康法です。

 

西医学、西式強健術、テトラパシーとも呼ばれ、部分しか見ない現代医学と違い総合的な健康法です。 

病気の症状を即療法と捉えて対処し、生体に備わっている自然治癒力を高めます。

 

●脊柱の狂い ●宿便の排除 ●体液の中庸求める健康法です。


健康の四大原則=西式健康法より

四大原則

(一) 皮膚

皮膚はからだを防護、感覚の役目、排泄と吸収、体温調節とともに常に呼吸作用を営んでいます。

 

皮膚の生理的な働きを発揮できるよう清潔に保ち、薄着の習慣をつけ、正しい栄養補給にて正常な営みが出来るようにしましょう。

 

(二) 栄養 

からだにとって栄養の果たす役割はきわめて大きいのですが、いたずらに高カロリー食や美味美食にならない事。

 

朝食は、無用有害で、過食を避け、調和の取れた食事で腹八分目心掛ける。

 

(三) 四肢 

人間は運動なしで生きてゆけない。運動の代表である四肢は、人類進化に伴い直立二足歩行となり、下肢に負担がかかり故障を起こし易くなりました。

 

上肢の筋力低下や故障は、胸部より上に影響を与え、下肢は、下半身から腹部、全身に影響を与えるので重要です。

 

足に故障を起こせば、脊柱は曲がり姿勢が悪くなり内臓の働きも低下します。神経機能や血液循環にも多大に影響してきます。

日頃、手足や脊椎特に足の管理を怠ってはなりません。

 

(四) 精神

人間は、精神が肉体全般を統率し、これと一体となって形成されている実在で、心身一如とも一者ともよんでいます。

 

精神状態の良し悪しは、常に全身の機能に影響を及ぼし、健康にも疾病にも仕向けることが出来る。従って、常によくなることだけを思い念じ

 

信ずることこそ大切で、悪いこと、悲観的なことはなるべく考えないようにすべきです。

 

人間は、まず皮膚によって外界と接し、栄養によって固体の成長と維持につとめ、四肢によって運動を営み、更に高等な精神によって全体を統率している。

 

このような観点から、これらの四つは人間とって初始的な要素とみることができる。(中略)

 

またこれら四つは、いずれも各人の自由な意思によってどのようにもなるという共通性を持っているので、正しい扱いをすれば健康にもなり、誤った扱いをすれば病気にもなるという内容をもっている。

 

ここに健康の原則としての意味があるのである。

 

もとよりこれらの要素は、相互に密接な関連を持って影響し合っているので、一つだけをやって他はどうでもよいという一辺倒に陥ることのないように注意すべきである。

 

六大法則

●平床寝台

堅くて平らなベッドに寝る。

 

これにより

・脊柱の前後の狂いを直す。

・胸郭を広げるので肺臓によく、腎臓を不自然な圧迫から解放して機能を促進する。

・皮膚の機能と血液循環を良くする。

従って睡眠時間は短縮され、朝の目覚めを爽快にする。

 

●硬枕利用

硬い木や陶器で、大きさは本人のくすり指の長さを半径とするカマボコ型の枕です。

 

この上に、頚椎第三、第四が当たるように使います。痛みを感ずる人はタオルなどを当て、じょじょに慣れたらタオルをとる。 頚椎の狂いが矯正され、頭痛、肩こり、手の痺れや耳、目、鼻、のどの病気などに良い。

 

●金魚運動

平床の上で枕をはずし、仰向け姿勢。足を揃え出来るだけそらし膝裏を伸ばします。

 

両手は、頚椎第三、第四の下で組み、金魚が泳ぐようにからだを左右水平に震わせます。一回1~2分~5分。これにより脊柱の左右の狂いが直る。

 

●毛管運動

平床上で硬枕を用い仰向けに寝て、両手両足を垂直に上に上げ微振動する。一回1~2分。

 

全身の血液循環やリンパ液の流れを良くし、疲労回復に田子うがあり、各種疾患の予防回復に役立つ。

 

この運動法は、血液循環の原動力を全身の毛細血管に所在するという理論に立ち、また動静脈吻合管(グローミュー)の働きを促す重要な意義を持っている。

 

●合掌合蹠運動

平床上に仰向けの姿勢で、胸の上で両手の指先を互いにくっつけたりゆるめたりして数回、ついで指先に力を入れ押し合ったまま、両前腕を長軸として手を回転すること数回、終わって静かに合掌する。

 

次にそのままの姿勢で両足の膝を曲げて蹠を合わせ、脚を前後に十回くらい動かす。終わって掌と蹠を合わせたまま、1~10分ほど静止する。

 

この運動により、腰部、下肢の筋肉や血管、神経が整合される。また骨盤内の腹部臓器の機能が鼓舞される。

妊娠中実行すれば、胎児の発育を良くし、異常体位を正常に戻し、安産に役立ちます。

 

●背腹運動(左右揺振運動)

本運動と準備運動があります。6っの基本運動の中で最も重要な運動です。

 

準備運動

1.両肩を同時に上下に動かす          10回

2.頭を右に曲げる           10回

3.頭を左に曲げる           10回

4.頭を前方に曲げる          10回

5.頭を後ろに曲げる(顎をのどにつけたまま)  10回

6.頭を右後方にまわす        10回

7.頭を左後方にまわす        10回

8.両腕を水平に伸ばし、頭を右と左に1回まわす

9.両腕を上に垂直に挙げ頭を右と左に1回まわす

10.(9)の腕を挙げたまま親指を中に深く折り入れ強く握り、腕を直角に曲げて水平に降ろす

11.(10)の状態で上腕を水平のまま後ろに引くと同時に頭を後ろに反らし顎を突き上げる

 

本運動

準備運動が終わったら直ちに力を抜いて掌を開き、膝の上に縦に軽くのせます。

 

正座して膝をやや開き、脊柱と腹の運動を同時に行います。尾骨を中心に頭の頂点までを一直線になるよう姿勢を正し時計の振り子のように左右に揺振運動を行います。

 

体が左右に傾いた時にお腹を押し出し、真ん中に来たときに引っ込めます。

 

自然治癒力を高める西式健康法

西式健康法は、中庸を求めた医学です。

 

体液の酸性・アルカリ性のバランス、自律神経では、交感神経と副交感神経のバランスなどを整えます。

 

例えば、体液が酸性に偏ると糖尿病や脳溢血、心臓病に、アルカリに偏ると喘息や胃潰瘍、ガンなどに罹ります。

酸・アルカリのバランスを整え弱アルカリの中庸にする事が重要です。

 

自律神経では、交感神経の過度な緊張は、狭心症や脳溢血、腎臓病などを副交感神経の過度な緊張は、胃潰瘍や喘息を起こします。

 

交感神経と副交感神経のバランスの崩れを自律神経失調症です。病気の人はすべて多少なり自律神経失調症になっています。

交感神経と副交感神経は血液の酸・アルカリにも関係しています。

 

症状は、このバランスを整え中庸に戻そうとして起っています。

文化生活により自然から離れた現代人は、自然治癒力が低下してしまい中庸に戻せず、病気になってしまうのです。

 

では、病気にならないために、まず第一に姿勢を悪くしない事です。

姿勢が悪いと脊髄から出ている神経の働きが低下し、その脊髄に関係する臓器の機能が低下します。

 

第二に、腸をきれいにすることです。

第三に、症状即療法である事をしっかり認識していただきむやみに薬に頼らないよう心掛けます。

 

第四は、血液循環の原動力が心臓でなく、身体の中に廻っている毛細血管網にあって、毛細血管が血液を吸引して循環が出来ています。

この毛細血の働きを取り戻す運動が必要なのです。

 


血管と血液循環の重要性

全身の全血管の長さは、10万Km(地球約2周半)と言われその内の99%は、毛細血管が占めています。

肺・心臓から出た血液が全身を廻り、栄養や酸素を供給し老廃物などを交換し再び肺・心臓に帰る時間は、凡そ45秒前後です。

 

99%という毛細血管網が重要な事が理解できます。

 

そして、血液循環を左右しているのがグローミュー(動静脈吻合ともAVAとも言う)なのですが、西式健康法創始者西勝三先生は早くからこのことを重要視しています。

 

グローミューとは・・・グローミューが血液循環を左右する・・・血液は、細動脈から毛細血管を通り細静脈へ流れますが、毛細血管を通らずに血液を流すバイパスがあります。

 

そのバイパスを動静脈吻合やグローミューまたは、AVAと呼んでいます。

 

グローミューは、フランスの解剖学者レアリ・レアリースによって1707年に発見されました。

 

その後多くの学者により、体内の諸器官や皮膚内にも存在することが証明されています。

 

このグローミューの硬化や軟化(解けて)は、血液循環を阻害し全身細胞の代謝に影響を与えます。

 

上図は、体内の血液循環及び毛細血管とグローミューの関連図です。

 


グローミューの働き

体が寒さにさらされると皮膚は体温を逃がさないように、毛細血管を収縮し血液を遮断します。その時血液は毛細血管を通らずに、グローミューを通って流れています。グローミューが硬化したり、消滅していると毛細血管を流れる事ができず停滞してしまいます。

逆に、暑い季節では毛細血管もグローミューも開放され体内の熱を逃そうとします。

例えば、寒い戸外での赤ら顔、鼻が赤い、しもやけやあかぎれなどもグローミューの不全です。

 

上図のグローミューの上下に青い色塗りの部分は、ルージェ氏細胞でグローミューの開閉をコントロール、緊急時には交感神経の下に調節されます。しかし、各細胞への栄養や酸素の補給、炭酸ガスや老廃物の回収は毛細血管が行なっています。

 

グローミューの変質

グローミューの変質(硬化・軟化)は、アルコールと糖分が影響します。飲酒は、毛細血管の飲酒で動脈硬化症、グローミューの硬化に、糖質過剰は、グローミューの消失、萎縮を起こします。

運動不足などとあいまって、静脈瘤、冷え性などが起ってきます。

 

血液循環促進する毛管運動

左の図のように、首に半円形のかまぼこ型の硬枕(木枕)をし、無い時は座布団の二つ折りを頭にしきます。

両手両足を垂直に伸ばして、手先、足先を微振動させる体操です。

足首は垂直に曲げ、手首はまっすぐに伸ばし、1~2分間行ないます。

 

手足の血液が腹部の方に環流し、一時的に手足の血液は貧血状態となります。身体は、恒常性を保とうとし組織再生に働き毛細血管やグローミューが再生されてきます。

最初は、長く足を上げて居れない、真直ぐ足が伸びないなどありますが毎日2~3回続ける事で上図にできてきます。毛細血管や血液循環に問題のある方は、70%手足に存在する毛細血管の再生、循環に、上下運動とあわせて実践をお勧めします。

            他に、温冷浴・裸体操・食事改善などが、健康改善にお勧めします。


症状即療法

トーマス・シデナム(1624~1689)イギリスの医師

「疾病とは、有害なる原因を駆逐するために、自然の採用する方法である」

このように症状が療法であると言っています。

 

西式健康法でも、症状を病気と捉えないで病気を治している体の自然な反応と考えて手当てをします。

発熱・悪寒・嘔吐・下痢・発汗・咳・クシャミ・鼻水・痛み・かゆみなどの症状を言います。

 

例えば

●風邪の発熱

 普通解熱剤を使いますが決して風邪が根本から治った訳ではありません。

 西式健康法では、熱を薬で下げず温かくし熱を上げて汗を出し易くして、風邪の菌やウイルスや体に蓄積された毒素を体内から出すようにしま

 す。発汗によって毒出しをしますとやがて自然に熱も下がってきます。

 その時、汗と共に失われた、水分、塩分、ビタミンC を補います。

●下痢・嘔吐

   もし食べ過ぎたり、腐ったものを食べれば、誰でも吐いたり下したりします。

 吐いたり下したりを薬で止めるとお腹や頭が痛くなったり、熱が出たりしたりする事も有ります。このような時には、生水をたくさん飲んで十

 分に吐いたり下したりすると治ってしまいます。

このように、症状や病気は健康な体になろうとする身体の自然治癒力が働いた結果と捕らえ、体への手当てを考えましょう。

身体への手当て法は、各種あります。

下記に掲載の村田敏明氏のマンガは、多いに参考になると思います。

排泄と吸収力


●朝食の害

西式健康法では、朝食を摂らないように勧めています。朝食抜きの二食です。

何故かといいますと午前中は排泄の時間だからです。充分な排泄が出来ないと食べた物の消化、吸収力が弱くなり吸収できない食物が残溜します。

 

食べ物の滓が蓄積され、体調を崩す原因となります。

朝食を抜き、しっかり排泄させると午後からの食物の消化吸収が良くなります。二食は、食事の量も減るわけですから腹7分で過ごせます。

 

●万病の原因は、宿便にあり

腸内に滞留する滓から、有害なガスが発生しますと血液中に入り汚れた血液が全身を廻り、内臓を弱らせたり脳に行くと脳にダメージを与えてしまいます。

 

食べた物の滓が滞りなく排泄されるようにする事は、とても大事です。

毎日、お通じが有っても、腸内に滞っている事もあります。時には無害な緩下剤などで積極的に腸内の大掃除をして、病気予防を心がけましょう。

 


水の働き

私たちの生命は、ともすると太陽光線の恩恵を忘れ、水に感謝することも忘れています。

いずれも欠くことは出来ませんが、水の補給を全くせずに5日と生命を保つことは出来ません。

 

人体の60~70%は水分といわれる水が体内でどんな役割をしているかを記してみたいと思います。

以下は、西勝三著「水と健康」を参考資料として記しています。

 

水の効用

水の飲用法により、私たちの健康を左右するとも考えられますので正しく理解していただきたい思います。

 

諸先輩の言葉

・「毎日飲用する生水は無病の霊泉である」 タレンケ博士

・「病人には生水を飲ませよ」 イギリスのケース氏

・「健康を望むものは生水を常用せよ」 アメリカのスーサランド氏

・「生水は、物質界に存在する液体の中で、最も驚異に値するもので人体に於いては常に体温の調節、新陳代謝の主役、毒素の融触剤として、太

・「 陽と同様に必須のものである」 イギリスのキャスカート氏

・「水は単に嗜好品にあらずして最も必要な栄養素なり」 ルブネル氏

・「水は睡眠を完全にし、不眠は食欲を減ず」 ヒポクラテス

日本の養生法の中にも水の効用が沢山記されています。私たちの祖先は、自然に親しみ、清冽な天然水を愛飲して健康を保ってきたのです。

体内の3分の2は水と言われ、その体内水が汚れて来ると病気といい、生水を飲むだけでも病気の半分は改善できる位です。

正しい水分の摂り方を知る事はもっとも基本的で大切な健康法で火を通さない生の水でなければなりません。

 

飲み方は、

小水に色がつかない程度にチビリチビリと小まめに飲むのが良い。起床時、食事30分前、就寝30分前、運動後、入浴後、コップ1~2杯飲みます。激しい発汗の後は、発汗しただけ補給します。

 

お酒を飲んだ後もお酒の種類、量に応じて飲みましょう。出来るだけ綺麗な生水の方が良く、ビタミンCのある柿茶同様に作用します。

水を補給することでアルコール、砂糖の害を減らしますが砂糖やお菓子など糖質は摂らないほうが良いです。

 

生水を飲む事で、内臓を洗い清め胃腸、便秘、下痢の解消、胆石や腎臓結石などの予防、血圧の正常化、体温調節などに有効に働きます。

以下は、西式健康法による生水飲用の効能です。

 

血液の循環、リンパ液の活動、体温の調節、生理的ブドウ糖の発生、細胞の新陳代謝、毛細管作用の促進、内臓の洗浄、中毒の解消、便秘の予防、グァニジン発生防止、下痢の治療、嘔吐の治療、カルシウムの供給、体臭の消散、皮膚光沢の改善、潰瘍の防止、発汗の処置など無限の効能を持っています。(「西式健康法入門」 西会本部著より)

 


塩の重要性

塩は、体の組成要素で大変重要です。塩の不足は、発汗によって起ります。汗をかいた際に体内から失われるものに水分、塩分、ビタミンCが有ります。失われた水分、塩分、ビタミンCは、補給が必要です。補給を怠ると色々な症状や病気の原因になってきます。

塩分補給を怠っていると、足の故障を起こし腎臓に悪影響を及ぼします。

 

高血圧の原因に塩分が悪者になっていますが、塩分の補給量は、生活様式などによる発汗(水分・塩分・ビタミンCの消失)により違いがでます。

失われた塩分は、補給意外にありません。

そして塩は、化学塩ではなく自然塩で補給し時に塩なし日を作り調整すると良いのです。

 


呼吸:肺と皮膚

肺の働き

①呼吸=ガス交換を行なう

肺の中は、空気の通り道である気管支が通っていて、枝分かれをしながら肺胞につながっています。

呼吸で吸い込んだ空気(酸素)は、この肺胞に運ばれ肺胞の壁の中(間質)を流れる毛細血管内の赤血球に酸素を与え、二酸化炭素を取り出しガス交換が行なわれ、呼気として吐き出されます(肺胞を取り囲む毛細血管によって、ガス交換が行なわれる)。

 

②外界からの防御をする

呼吸により取り込んだ空気中のウイルスや細菌を器官内部の線毛の働きで食道に送られ不活化される。

また、線毛を突破したウイルスや細菌は、肺胞周辺のマクロファージと呼ばれる免疫細胞により食べられ、無効化されます。

 

呼吸について

肺で取り込む酸素の不足(酸欠)で血液はアシドーシスに偏りますが、全身の皮膚も呼吸器官としての機能を有しています。この皮膚機能は、老廃物の排出、呼吸だけでなく血液循環にも大きな役割を握っています。

従って、厚着を避け皮膚をなるべく皮膚を空気にさらす事が、皮膚機能を高めて血液、リンパ液の浄化を促します。

 


皮膚呼吸

皮膚機能を高める裸療法と温冷交互浴

体内に入った酸素は、毒素(一酸化炭素)を無害な炭酸ガスにし、皮膚を通じて体外に排泄します。その時に酸素が不足すると有害な一酸化炭素が増えます。有害な一酸化炭素の蓄積がガンの原因と考えられています。

(「組織の慢性的な酸素不足が発ガンに大きな影響を与えている」ーノーベル賞学者ワールブルグ)

 

従って皮膚の呼吸機能を高める事がガンの予防に役だつのです。

西式では、皮膚機能を高める裸療法・温冷交互浴をお勧めしています。

 

裸療法とは、

 裸になり窓を開け、着衣の時窓を閉めて毛布または布団をかぶります。下記に時間で繰返します。

 

  回数     裸時間     着衣の時間     

  1回目       20秒       60秒

  2〃      30秒       60秒

  3〃      40秒       60秒

  4〃      50秒       60秒

  5〃      60秒       90秒

  6〃      70秒       90秒

  7〃      80秒       90秒

  8〃      90秒       120秒

  9〃      100秒                 120秒

 10〃        110秒                 120秒
 11〃      120秒    着衣のまましばらく安静に しています。

 

※病気の方が始めて行う場合には、

 第一日目 20秒から始め、  70秒まで

 第二日目 20秒から始め、  80秒まで

 第三日目 20秒から始め、  90秒まで

 第四日目 20秒から始め、100秒まで

 第五日目 20秒から始め、110秒まで

 第六日目 20秒から始め、120秒まで

※原則一日3回ですが、一回でも朝夕二回でも良く、最初の30日は休まずに続け2,3日休みます。

その後二ヶ月続けます。

 

原則、朝の日の出前、日没後に行い、病弱者は暖かい時間帯に始め、徐々に時間をずらします。

 

食事の前後は、30~40分時間を空けます。

入浴前はさしつかえなく、入浴後は、一時間以上の時間をおきます。

 

温冷交互浴とは、

毛細血管の収縮と拡大作用を活発にし、血液循環を改善、皮膚の機能を高めます。

全身の新陳代謝か高めます。

 

水と湯の交互浴で、夏は水温も高い(水道水)ので、始め易いです。

 

水温は、15~7度、湯温は、40~42度が理想ですが、無理せず温度差を少なくし最初は抹消の手足から始めます。
なれたら、徐々に体全体で行いますと、暑さにも寒さにも対応できるようになってきます。

 

温冷交互浴の実際

温浴 湯温41~42度  1分

水浴 水温16~17度    1分

水1分、湯に1分と交互を一回とし4~7回繰返します。

  

最初の水が出来ない場合は湯から始めてもよい。

 

湯船に入ってⅠ分、出て水をⅠ分手足からかけます(シャワーの場合)。
繰り返して最後は必ず水で終ります。

 

手首と足首の交互浴

手首と足首を同様に、温水、冷水に交互につける方法です。

 

大き目のバケツ2個を用意し、片方に湯(41~2度位)にもう一方は、水(15度~18度位)を用意し、1分1分の交互浴をします。

 

温水から始め4~5回を繰り返します。

体調により、温度差を少なくしてはじめます。

 


マンガで紹介 百まで歩こう会 村田敏明 作絵

 

村田敏明さん現在83歳になられました。

 

西式健康法との出会いの後、金沢市で自然健康会を主催され独自に健康法をマンガにして発信して居られます。

現在、「百まで歩こう会」百歳まで自分の足で歩けることを目標にし介護・寝たきりや病気予防法の提案をして情報を発信しされています。

 

お役に立つ情報です。

 

当院にて、村田敏明先生の各種のマンガで描かれた健康法ございます。

必要な方は、連絡下さい。

万病は、宿便から・・・腸内環境を改善する対策


特殊手当て


症状に応じ古来からの民間療法を取り入れた湿布法で、皮膚の働きを良くすると体内の老廃物が排泄されやすくなります。

カラシ湿布

千葉県鎌ヶ谷市の整体院 八光流「皇法指圧」・アーク光線療法の自然医学療法センター橋本です。
カラシ湿布:肺炎予防、神経痛、咳、咽頭痛

湿布の方法

・約100gの和カラシに60度の同量の湯を加え、よくかき混ぜてカラシ泥を作ります。

 手拭いまたはサラシに約3mmの厚さにカラシ泥を塗り、患部の皮膚にガーゼ二枚をおい

 て、その上から湿布を貼ります。

 時々、カラシ湿布の端をめくって、皮膚の発赤の度合いを調べ、真っ赤になったら取り

 去ります。

 20分経っても赤くならない時は一旦中止して、四~五十分後に再び湿布します。

 

・肺炎などの場合には、二十分で発赤しなければ、四十分の間隔をあけ何回でも発赤する

 まで行います。

 

・お子さんの場合には、小麦粉を適宜に混ぜてヒリヒリを防ぎます。 

 

肺炎、咳、咽頭痛、神経痛などに有効。内部の血液を表面に引張って循環を改善、細菌を餓死させる。

皮膚呼吸を正常にし呼吸を楽にします。 

 


里芋湿布

里芋は、表面の皮をこそぎ落として、表面を焼きすりおろします。

里芋 5・小麦粉 5・ひね生姜 1・塩 1 の割合で良く練ります。

 

布や紙に延ばして貼り、乾燥したら剥がします。

炎症や腫れが消えるまで何度か湿布します。

痒くなったり、かぶれた時は、しばらく休みます。


西式と癌

西式健康法・西勝三先生の癌に対する見解は、体内に出来る一酸化炭素の増加に伴う酸素の欠乏によるものといわれています。

 

酸素の欠乏は、呼吸(肺・皮膚)作用が正常に機能せず、体内老廃物の蓄積により正常な細胞代謝が出来ないと考えます。

手当ては、カラシ湿布、上記の裸療法、温冷浴等で皮膚が働くようにして酸欠を防止します。

腸内の宿便排除も大事です。

 

現代では、癌細胞が糖分を貪欲に好んで増殖する事が判っていますので食改善は重要です。

 食改善に、生食療法やビタミンCの補給(柿茶、柿の葉の煮汁など)を勧めています。

 

癌になって治すより、普段の生活に積極的に癌にならない健康法を取り入れて行きたいものです。

 

※ご家庭で西式健康法・健康体操・食事療法等を実践されたい方は、ご相談ください。



電話:047-440-8805

受付時間:午前9:00~午後6:00

定休日:月曜日